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2013 年度 実施状況報告書

肝外細胞の肝再生に果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 25861212
研究種目

若手研究(B)

研究機関岩手医科大学

研究代表者

高原 武志  岩手医科大学, 医学部, 助教 (80453306)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード肝再生 / 肝移植
研究概要

ヒトallograftのほぼ唯一情報が得られる生体肝移植レシピエントの針生検を用いる。DNA多型マーカー(プロメガ)のキットにはAmelogeninマーカーが含まれ、性別の差および個体間の差を検出できる。本課題で用いる針生検材料は速やかに凍結保存し、Tissue-Tekに包埋する。凍結切片を作製し、核染色を行った後LMにて肝細胞、類洞上皮細胞、胆肝上皮などに細胞を分割して採取し、DNA多型マーカーをそれぞれに対して使用し、フラグメント解析によりドナー、レシピエント由来のDNAがそれぞれ何%であるかを検証した。
それぞれの症例で、拒絶反応の有無など臨床情報とどれくらい因果関係かあるかも追加で確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

生体肝移植術後のレシピエント肝生検検体を凍結切片作成用包埋剤(Tissure-Tek)に包埋し、20μmの凍結切片を作成し。それぞれの凍結切片をLM(レーザーキャプチャーマイクロダイセクション)法にて肝細胞のみを採取しDNAを抽出する作業の手技の確立に難渋した。

今後の研究の推進方策

肝移植ラットモデルの作成を早急におこなう必要がある。特にラットにおいて肝移植主義の確立には時間を要すると予想される。

次年度の研究費の使用計画

次年度にラット肝移植モデルの作成するため。
肝移植ラットモデルを作成し、肝移植後に肝切除をくわえ、いわゆる生体肝移植ラットモデルを作成する。臨床検体で得られるレシピエントの肝生検材料からだけでなく、生体肝移植ラットモデルからも以下の内容を検討する。1)骨髄系幹細胞マーカーを用いた多分化能を残した細胞の検出。2) recipient末梢血および肝細胞核型の比較による融合比率の推定: FISH(Fluorescence in situ Hybridization)を用いた性染色体・染色体数を検出する。特に、レシピエントとドナーの性別が異なる際、この検討が有用と思われる。3)再生肝細胞の組織所見を再度検討

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公開日: 2015-05-28  

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