Stage II/III大腸癌組織を用いて核内Notch1/3の発現をNotchシグナル活性のマーカーとして免疫染色を行い、核内Notch3発現がStage II大腸癌の再発予測因子であることを明らかにした。また、clinical Stage II/III直腸癌の術前内視鏡採取生検組織よりマイクロアレイ発現解析を行った。Wntシグナルのsingle-sample GSEAスコアを算出した結果、Wntシグナル活性の高い群が低い群より予後良好の傾向が認められた。以上より、形態形成シグナルのうちNotchシグナルとWntシグナル活性はStage II大腸癌の予後予測に有用である可能性が示唆された。
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