経カテーテル的大動脈弁植込み術におけるONO-1301の弁周囲逆流抑制効果の検討

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25861228
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 心臓血管外科学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 前田 孝一 大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50644994)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 弁周囲逆流

研究成果の概要

経カテーテル的大動脈弁植込み術後弁周囲逆流に対するONO-1301の抑制効果を検討した。本邦で使用されているSAPIEN valveの代わりにGZVステントにONO-1301を懸濁したゼラチンハイドロゲルを塗布した人工血管および逆流を発生させるための骨片を逢着し、HBD犬の大動脈に経カテーテル的に植込んだ。逆流は植込み後1ヶ月までは経時的に減少したが1ヶ月以降は変化なかった。組織学的評価としては大動脈壁と骨片の間に線維組織および内膜増生を認めた。以上よりONO-1301は経カテーテル的大動脈弁植込み術後弁周囲逆流の抑制に有用であることが示唆された。

自由記述の分野

心臓血管外科