前年度の研究結果をもとに、unloading心臓に対して細胞治療を行い、組織環境因子の制御(メカニカルストレスの軽減)が外因性再生に影響を及ぼすか否かを検討した。 平成26年度の研究実績としては、マウスにおけるunloading心臓に、細胞治療を行った結果、unloading心臓は、loadnig心臓に比べ、移植細胞が優位に生存していることが明らかとなった。 また、unloading心臓はloading心臓に比べ、幹細胞マーカーを発現している移植細胞が多く、メカニカルストレスの軽減されたunloding心臓は移植細胞の幹細胞性の維持に有意であることが明らかとなった。 以上の結果より、組織環境因子の制御(メカニカルストレスの軽減)は、内因性再生のみでなく、外因性再生においても、影響を及ぼすことが示唆された。
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