研究課題
若手研究(B)
アミノ酸トレーサーFMTを用いたPET検査の悪性脳腫瘍の診断における有用性とFMTの腫瘍組織への集積のメカニズムについて解析を行った。FMT-PETは神経膠腫のWHOグレードや病理組織型の診断に有用であると考えられた。また、免疫組織化学的検索でL型中性アミノ酸輸送蛋白のアイソフォームであるLAT-1は腫瘍細胞と腫瘍血管内皮細胞に高発現していた。その発現強度はWHOグレード(悪性度)と相関関係にあり、腫瘍組織へのFMTの集積に強く関与する可能性が示唆された。
脳神経外科