研究課題/領域番号 |
25861271
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松原 功明 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (10422776)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | intracranial aneurysm / coil embolization / force / sensor |
研究実績の概要 |
平成26年度中に未破裂脳動脈瘤患者7例に対してコイル挿入力測定装置の臨床応用を行った。前年度までに施行した3例を含めて合計10例にコイル測定装置を臨床応用した。 全例、治療は問題なく行われ安全性に問題はなかった。コイル挿入力は、手の往復運動に伴い鋸歯状のグラフを呈することが多かった。コイルがスタックしている際には、挿入力が上昇しており、手元の感覚と同等であった。コイルが動脈瘤内に挿入されるにつれて挿入力が上昇していた。術者によってコイル挿入力の発生パターンに特徴があった。術者と助手でデリバリーワイヤ挿入時の抵抗感が共有できた。2人の術者による4ハンドテクニックでのコイル塞栓術における本装置の有用性が確認された。 臨床研究で得られたデータをもとにコイル挿入測定装置の改良を行った。 研究結果について、第73回社団法人日本脳神経外科学会総会のシンポジウムで発表した、演題名「脳動脈瘤コイル塞栓術におけるYコネクタ型コイル挿入力測定装置の臨床応用 -手元のコイル挿入操作とコイル挿入抵抗の測定値の分析-」。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
臨床応用予定数は10例の計画であり、おおむね予定通りの達成状況である。
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今後の研究の推進方策 |
臨床研究で得られたデータを解析し、コイル挿入力測定装置にさらなる改良を加える予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
NTN(株)委託のデバイス開発費用が予算より低額で済んだため。
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次年度使用額の使用計画 |
研究の諸費用、デバイス開発費用に継続して使用する。
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