研究課題
若手研究(B)
High-mobility group box-1(HMGB1)によるToll-like receptor 4の活性化を介した自然免疫応答がてんかんの発生機序として注目されている。迷走神経刺激(VNS)はノルアドレナリン(NE)投射系の賦活を介しててんかん発作を抑制し、NEは脳内の自然免疫応答を抑制すると言われている。本研究ではてんかんモデルラットを用い、海馬の脳波ならびに脳内のHMGB1の変化を解析し、VNSのてんかん抑制作用が脳内自然免疫応答を介していることを明らかにした。
てんかん