研究課題
若手研究(B)
脊髄損傷モデルを用いた検討により、アストロサイト特異的Rac1ノックアウト(KO)マウスでは、脊髄損傷後の運動機能回復が促進されることが示された。組織学的検討では、脊髄損傷部近傍に集積する反応性アストロサイトは、アストロサイト特異的Rac1 KOマウスで低下していた。神経膠腫細胞であるLN 229細胞を用いた検討では、Rac1をノックダウンすると、遊走能、分裂能の低下が認められ、アストロサイトにおけるRac1は、遊走能、分裂能に関与している可能性が示唆された。
医歯薬学