脳腫瘍幹細胞に対してPhotodynamic therapy(PDT)を行い、脳腫瘍幹細胞を死滅させることができることをin vitro、in vivoで明らかにし、脳腫瘍幹細胞をターゲットとした脳腫瘍治療において、PDTが効果的な治療になり得る可能性を検討した。 脳腫瘍幹細胞モデルを用いたxenograftにおいては、vitroではよく蛍光発色した。vivoでは蛍光発色は限局的であり、さらなる検討を要した。vitroとvivoの解離のみならず、本研究ではパラフィン切片ではなく、生細胞を用いる必要があり、これを薄くスライスし、PDDさらにPDTまで行うには、技術的課題の克服が必要と考えられた。
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