研究実績の概要 |
初代培養脳毛細血管内皮細胞を2~3週齢ラットより単離培養する。puromycinを用いることによりほぼ100%に近い純度の細胞を抽出した。これを培養し、初代培養脳毛細血管内皮細胞を用いて、多孔質(0.4μm, 3.0μm pore size)の半透膜をもつ立体培養皿(Transwell)を用いin vitro BBBモデルを作成した。作成したBBBモデルに高グルコースを負荷することで糖尿病の病態モデルを作成した。これをEVOM抵抗計を用いた経内皮電気抵抗(TEER)を用いて、高血糖による血管障害をBBBモデルで再現した。BBB保護薬であるシロスタゾール、ピタバスタチン、カンデサルタン、EPA/DHA、GLP-1アナログを添加し、保護効果を検討した。GLP-1アナログの保護効果を認めたため、GLP-1モデルを添加した後のタイトジャンクション蛋白の発現をWBで検討した。また、保護効果を濃度によって違いがあるか検討した。
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