骨髄間葉系幹細胞(MSCs)とその分泌タンパク質、TNF-alpha stimulated gene/protein 6 (TSG-6)の投与により脳外傷モデルマウスの外傷性脳損傷と高次脳機能障害に改善がみられることが明らかとなった。さらに、この時血液脳関門の破綻が抑制されていた。MSCはアストロサイトの活性化を介して血液脳関門の破綻を抑制している可能性が示唆された。またTSG-6の投与により新生神経細胞の増加が起きることが明らかとなった。この研究成果によりMSC及びTSG-6が新たな頭部外傷の治療方法となる可能性が示唆された。
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