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2013 年度 実施状況報告書

椎間板変性におけるmTORの役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25861303
研究種目

若手研究(B)

研究機関山梨大学

研究代表者

若生 政憲  山梨大学, 医学工学総合研究部, 助教 (30402077)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード椎間板 / mTOR
研究概要

椎間板においてmTORが存在し、これが機能しているかどうかを検討した。
まず、mTORの抗体を用いてWestern blot、免疫染色を行い、椎間板におけるmTORの局在を確認した。マウスより顕微鏡下に尾椎の椎間板を採取し、一部はタンパク採取後Wester blotに使用し、一部はホルマリン固定後、免疫染色を行った。Western blotではmTORタンパクの発現を確認でき、免疫染色では線維輪、髄核の軟骨細胞で染色性を認めた。これによりマウス椎間板においてmTORが線維輪、髄核の軟骨細胞に存在することが確認できた。
次にmTORがワークしているかどうかを検討するために、リン酸化mTORとmTORシグナルの下流に位置するS6Kのリン酸化について検討した。椎間板にmTORが存在し恒常的に機能していればリン酸化mTOR、リン酸化S6Kの発現が確認できるはずである。先の実験で用いた、Western blot用のタンパク、ホルマリン固定検体を用いて、リン酸化mTORとリン酸化S6Kの抗体を用いて免疫染色、Western blotを行った。Western blotではリン酸化mTORタンパク、リン酸化S6K蛋白の発現を確認でき、免疫染色では線維輪、髄核の軟骨細胞で同様のタンパクの染色性を認めた。これによりマウス椎間板の軟骨細胞においてmTORが恒常的に発現し、これがワークしていることが確認できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

マウス椎間板におけるmTORの存在は確認できたものの、その阻害実験、オートファジーの誘導実験が予定通り進んでいない。

今後の研究の推進方策

椎間板の期間培養を進め、mTORによるオートファジーの誘導とその阻害実験を行う。また、オートファジーの誘導・阻害により椎間板変性にどのような影響があるか検討する。

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公開日: 2015-05-28  

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