圧負荷が軟骨再生に与える影響を検討した。マウス膝関節にドリルを用いて全層欠損モデルを作成し、1Nの強度、5Hzの頻度、5分間で圧負荷を週に5日間かけた。術後2週間、4週間の組織で、圧負荷をかけた群はかけなかった群より軟骨修復が良好であった。In vitroでマウス細胞株ATDC5を使用し、ポンプで0.001MPa, 0.01MPaの圧負荷を1時間かけてreal time PCRで軟骨分化に関する遺伝子を調査したが、有意な発現増加はみられなかった。適度な圧負荷は軟骨再生を促す可能性が動物実験にて示されたが、このメカニズム解明のため、in vitroで様々な条件を検討しく必要があると考えられた。
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