Bone morophogetici protein(BMP)とPTH1-34を併用投与することはBMP大量投与による炎症反応や過剰新生骨などの副作用を必要なBMP量を低減することで抑制し、また誘導新生骨の骨質を著明に改善させた。BMP必要量の低減にはBMP過剰投与により発現が亢進するsclerostionのPTHによる作用作用抑制、骨質の改善にはPTH1-34による骨代謝回転の亢進、Wntシグナルの活性化による間葉系幹細胞の骨芽細胞分化促進(脂肪分化抑制)が貢献したと考えられる。また、BMPとPTH1-34の長期投与は過剰新生骨をモデリングし誘導新生骨の形態を改善する効果も確認された。
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