ステロイド性骨壊死ラットモデルに関して,ステロイド最終投与後7日で組織学的にempty lacunaeの存在で骨壊死を確認できた。しかし、動物モデルでの壊死発生率は一定せず、安定した動物モデル作成にはさらなる至適条件の検索が必要であると思われた。HIF-1aの免疫染色を行ったところ、壊死部周辺の境界領域での出現が一部確認できた。動物用MRIでの解析は,ラット大腿骨で解析が可能と思われる解像度を得ているが、壊死発生とMRIにて描出が可能となる時期との時間差あり、さらなる検討が必要である。Hypoxia probe を使用したin vivoバイオイメージングでの陽性所見は得られなかった。
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