新生仔マウスにおける神経細胞死の原因が呼吸と循環の破綻によるものではなく、麻酔薬そのものによるものであることを確認し、セボフルランとプロポフォール併用麻酔がセボフルラン単独麻酔よりも危険な麻酔法であり、かつ、セボフルランとチオペンタール併用麻酔はそうではないことを証明した。これにより、小児麻酔においてセボフルランとプロポフォール併用はセボフルラン単独に比較して危険な麻酔法である可能性を提示することができた。この結果は論文で発表した。 また、多光子レーザー顕微鏡を用いて、新生仔マウスの大脳皮質の神経細胞内Ca2+の可視化に成功した。しかし、新生仔マウスの生存が維持できず機序の解明には至っていない。
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