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2016 年度 実績報告書

幼若脳へ対するブメタニドと麻酔薬の作用に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 25861389
研究機関横浜市立大学

研究代表者

刈谷 隆之  横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (90614404)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード麻酔薬 / NKCC1
研究実績の概要

生後7日齢、28日齢のSDラットを使用。ブメタニド(10umol/kg)投与および生食投与群に分け、その後プロポフォール(50mg/kg)腹腔内投与し、その30分後に対向反射を測定した。生後7日齢においては、ブメタニド投与により対向反射の時間短縮を認めた。一方で、生後28日齢においては、ブメタニドの効果はなかった。この結果は幼若ラットの脳内では、細胞内Cl濃度が高く、GABAA受容体刺激により、Cl流出に伴う脱分極を介した興奮性応答が生じるため鎮静作用が減弱していると考えられる。脳切片を用いた組織学的検討では、プロポフォール投与によるpCREBの増加が、ブメタニドで抑制される結果となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Bumetanide, an Inhibitor of NKCC1 (Na-K-2Cl Cotransporter Isoform 1), Enhances Propofol-Induced Loss of Righting Reflex but Not Its Immobilizing Actions in Neonatal Rats.2016

    • 著者名/発表者名
      Koyama, Andoh, Kamiya, Miyazaki, Maruyama, Kariya, Goto
    • 雑誌名

      PLoS One

      巻: 11 ページ: e0164125

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0164125

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2018-01-16  

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