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2015 年度 研究成果報告書

メタロプロテアーゼを中心とした慢性疼痛機構解明の新展開

研究課題

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研究課題/領域番号 25861397
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 麻酔科学
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2015)
和歌山県立医科大学 (2013-2014)

研究代表者

氏家 悠佳 (小林悠佳)  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第五部, 流動研究員 (20511562)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード神経障害性疼痛 / 神経炎症 / マクロファージ / メタロプロテアーゼ
研究成果の概要

神経障害性疼痛形成において免疫細胞に由来する液性因子を介した神経炎症の重要性を提唱してきたが、疼痛慢性化機序は明らかでない。本研究では、慢性疼痛におけるMMP12の役割について検討した。部分結紮後坐骨神経においてMMP12の発現が増加し、傷害部位周囲のマクロファージに局在していた。LPS活性化マクロファージにおいてMMP12 の発現増加が認められた。マクロファージ枯渇薬またはMMP12阻害薬の神経周囲投与により部分結紮による触アロディニアおよび熱痛覚過敏が軽減された。以上の結果より、マクロファージに由来するMMP12は慢性疼痛機構の解明における重要な新規メディエーターとなる可能性が示唆された。

自由記述の分野

薬理学

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公開日: 2017-05-10  

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