研究課題
若手研究(B)
2種類のラット神経障害性疼痛モデル(坐骨神経絞扼と糖尿病性ニューロパチー)で3種類のポリフェノール(クロロゲン酸、ルテオリン、クルクミン)を髄腔内と脳室内に投与し不安、抑うつ症状、運動・学習能力に対する影響を調べた。両方のモデルにおいて全てのポリフェノールは脊髄と脳で抗不安作用や抗うつ作用を持つことが示唆された。一方、高用量では運動機能を抑制することが分かった。抗侵害作用に加えこれらの結果からポリフェノールには神経障害性疼痛に対する新しい治療薬としての可能性があることが示唆された。
疼痛管理学