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2013 年度 実施状況報告書

脳活動領域複合的解析を用いた性同一性障害病態解明に関する基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25861423
研究種目

若手研究(B)

研究機関岡山大学

研究代表者

倉橋 寛明  岡山大学, 大学病院, 助教 (30633747)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード性同一性障害 / 脳活動領域
研究概要

性同一性障害患者のさらなる病態解明のため、functional MRIを用いた脳活動領域複合的解析を行う。
性同一性障害患者は、身体的に生まれ持った生物学的な男女差と、精神的に自認している男女の性識別が解離しているとされている。これまで精神的な性自認を客観的に評価することは難しいとされてきた。この度fuctional MRIをもちいた脳活動領域を複合的に解析することにより、性自認を客観的に評価することができるのではないのかと考えている。
これまでの諸家の研究で、健常人の反応では男女に差が生じることがわかっている。性同一性障害患者において、同様の解析を行うことで、さらなる病態解明につながる可能性があり、現在データ収集中である。
この研究では対象者に種々の画像を見せ、そのときの脳活動領域をfunctional MRIを用いて解析する。見せる画像はすでに他の研究で、男女間で脳活動領域に有意差が生じるとされている画像である。性同一性障害患者において、脳活動領域を解析することにより、健常人の男女と比べ、どのような傾向を示すのかを調べていく。
現在、対象となる健常人のデータはほぼ取り終え、性同一性障害患者のデータを収集している。今後、中間解析を行い、研究の妥当性を一度検討する予定である。妥当性が認められれば、さらなる研究を継続し、当初の目的である性同一性障害患者の脳活動領域の複合的解析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

上記の通り、対象となる健常人のデータはほぼ取り終え、性同一性障害患者のデータを収集している。患者の協力を得るのに、予定よりもやや難渋し、やや進行は遅れている。

今後の研究の推進方策

今後、中間解析を行い、研究の妥当性を一度検討する予定である。妥当性が認められれば、さらなる研究を継続し、当初の目的である性同一性障害患者の脳活動領域の複合的解析を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

予定よりも研究の進行がやや遅れているため。
遅れ分も含め、今年度中に研究を完遂することに使用する。

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公開日: 2015-05-28  

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