研究課題
平成26年度は、REIC/DKK-3タンバク質によるMDSC分化抑制の細胞内の分子機序について解析した。具体的には:1) REIC/Dkk-3タンパク質によるMDSC分化抑制の細胞内の分子機序が解明された。外因性REIC/Dkk-3タンパク質を介するPBMCからMDSCまたは樹状細胞への分化には、細胞内の複数のSTATシグナリングパスウエイが関与し得ることが示唆された。2) 担癌マウスモデルを用いて、REIC/Dkk-3遺伝子治療による生体内でのMDSC分化抑制作用と抗癌免疫活性化作用のメカニズムの解明を併せて実施した。3) 本研究では、REIC/Dkk-3ノックアウトマウスを用いて、生体内でのMDSCの分化機序・免疫抑制作用の解明を行った。その中で、REIC/Dkk-3ノックアウトマウスを用いた腫瘍免疫解析が、MDSC機能の解析に有用であることが確認された。
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