研究課題
若手研究(B)
尿路結石形成初期にはシュウ酸および、シュウ酸カルシウム結晶が腎尿細管細胞を傷害し、シュウ酸カルシウム結晶が腎尿細管細胞と付着する過程(crystal-cell interaction)が存在すると考えられる。腎尿細管培養細胞(NRK52E細胞、MDCK細胞)を用いて、両者に対する酸素ナノバブル水の効果を検討しているが、酸化ストレスマーカーの検出実験は結果が安定せず、有意な結果が得られなかった。ラット動物モデルを用いて、結石形成の尿中マーカーを検討し、ヒトに適応できる尿中マーカーを検討している。
2: おおむね順調に進展している
ラットの尿路結石モデルを使用して、結石形成時の様々な尿中マーカーを測定し、検討した。尿路結石形成の指標となる尿中マーカーの決定に時間を要した。対象患者をあつめることに時間を要している。
研究グループで強力に健常者の被験者を募り、酸素ナノバブル水投与前後での尿中マーカーの変動を調べていく。
EAU2014で、研究結果を発表するつもりで演題を申し込んだが、採択されず、出席できず、旅費があまった。得られた人の尿の検体を、当実験室での解析だけでなく、外注での検査、委託解析を利用していく予定です。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
Urolithiasis
巻: 41 ページ: 279-294
10.1007/s00240-013-0576-5