17症例の未成熟卵子について検討を行った。患者は35歳~43歳と妊娠率が大きく低下する年齢層であり、今回のデータはヒト卵子の個体加齢を検討する上で重要である。166個の卵子を得て、ヒト卵子を効率的に回収できること、回収した各年齢層の未成熟卵子を第2減数分裂期まで体外成熟培養可能であることも明らかにした。また、回収されるヒト卵子が年齢依存性に、つまり加齢によって統計学的に有意に減少することも明らかにした。 併せて、コヒーシン蛋白(REC8, SGOL2)の検討を行った。定量方法としては蛍光免疫染色を用いてRelative Intensityで評価した。
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