正期産妊婦98例の、頸管長、エラストと内診所見の3つの指標を測定した。結果、陣痛発来予測において、10日以上の予測にはエラストが、3日程度の予測には頸管長が優れていた。また、入院を要した切迫早産妊婦と対照妊婦の頸管硬度を測定し520データを集積した。結果、2群間で硬度比(中間部/内子宮口)は有意に異なり、カットオフ値は1.5で、オッヅ比は2.48(95%信頼区間: 1.28-4.79)であった。この成果は早産リスク評価に有用と考えられた。 直接的に子宮頸管硬度を測定できる試作機を作成した。のべ100例の頸管硬度測定を行い、検者内誤差は0.650、検者間誤差は0.641、精度は中等度であった。
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