子宮内膜症モデルマウスにおいて、抗Gr-1抗体の投与による末梢血の好中球のみの除去効果と、抗NIMP-R14抗体にて病巣の好中球浸潤の抑制効果を確認した。好中球を病巣形成初期に除去した群では、病巣形成生後やコントロール群に比べ、個数、総重量を抑制した。関連するサイトカイン濃度は有意差を示さなかった。 プロバイオティクスを子宮内膜症モデルマウスに投与したところ、病巣形成後のプロバイオティクス投与により、子宮内膜症病巣形成に対する抑制効果を示した。そのメカニズムとしては好中球の遊走の抑制が影響する可能性が示された。
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