HTLV-1キャリア妊婦における末梢血中HTLV-1プロウイルス量を測定し、HTLV-1母子感染成立の有無の関連を明らかにすることを研究の目標とした。 HTLV-1キャリア妊婦の末梢血中HTLV-1プロウイルス量は様々で、プロウイルス量が極めて少ない例が存在することが明らかになった。調査を開始した2013年以降に出生した児は、近い将来に母子感染成立の有無の評価が行われる予定である。母子感染成立の有無がわかれば、HTLV-1キャリア妊婦の末梢血中HTLV-1プロウイルス量と母子感染成立の関連が明らかになる。
|