子宮内膜症における、がん抑制遺伝子CCAAT/enhancer binding protein α(C/EBP)の役割について検討した。C/EBPαをノックダウンした正常子宮内膜間質細胞(NESC)では、細胞生存能が高まり、apoptosisに耐性を獲得することが示された。C/EBPαを強制発現させたECSCでは、生細胞の減少とapoptosis細胞の増加を認めた。 子宮内膜症ではepigeneticな変化によりC/EBPαは異常なsilencingを受けており、子宮内膜症の病態形成に関与していることが示唆された。
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