今後の研究の推進方策 |
mi-RNAが癌の免疫逃避機構に関与するについての報告はほとんど行われていない。最適と考えられるmiRNAを選択肢、miRNAが腫瘍免疫逃避に関与するか樹状細胞の機能試験により検討する ①候補mi-RNAを抑制した細胞株において、産生されるIL-6,IL-10,TGF-βなどの免疫抑制物質の産生量をELISA法で検討する。②樹状細胞(DC)の活性化を評価するため,mi-RNA抑制株の培養上清を添加した培地にてDCを培養し,産生されるIL-12とTNF-αを定量する。③DCのT細胞刺激能を評価するため,②と同様の培地でDCとT細胞を共培養するリンパ球混合試験(MLR)を行い、T細胞から産生されるINFγを測定する。 以上により子宮頸癌由来のmiRNAが抗腫瘍免疫を抑制するかを検討し、治療のターゲットになるか検討する。
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