二絨毛膜二羊膜双胎の胎盤絨毛DNAメチル化プロファイルを作成し解析した。 1児は正常発育でもう一方の児は胎児発育不全(以下FGR)であった双胎間でDNAメチル化の程度に有意差を認め、かつ、2児ともに発育が正常であった双胎間でDNAメチル化の程度に有意差を認めなかったCpG siteは250ヶ所あった。このうち1児は正常発育でもう一方の児はFGRであった2症例で共通の傾向を示したCpG siteは123ヶ所であった。胎盤絨毛細胞における、これらのCpG siteのDNAメチル化異常はFGR発症に関連している可能性が示唆された。
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