研究課題
若手研究(B)
本邦中咽頭癌における予後リスクおよび重複癌リスクに関して当科で経験した根治治療例からリスク分類を行った。p16陽性HPV陰性症例は予後がよい症例群であることが明らかになり、臨床上用いるうえではp16のみによる予後リスクの層別化は妥当である可能性が示唆された。また、重複癌リスクに関してはHPV陽性中咽頭癌は重複癌リスクは非常に少なく、その一方で多量飲酒者の重複癌リスクは高いため、中咽頭癌に関する重複癌リスクに関してのリスク層別化が可能であった。
頭頸部腫瘍学