研究課題
若手研究(B)
蝸牛感覚細胞と求心系第一次ニューロンの神経伝達物質であるグルタミン酸は、細胞毒性を持つため、その代謝が内耳機能に非常に重要と考えられている。本研究では、マウスの内耳におけるグルタミンーグルタミン酸サイクルに関与する遺伝子を同定するとともに、日本人難聴患者にこれら遺伝子が関与することを目的に検討をおこなった。その結果、System N transporterの関与を明らかにした。また、日本人難聴患者の解析より非常に稀な原因であるSLC17A8遺伝子変異による難聴患者を見出した。
耳鼻咽喉科学