研究課題
若手研究(B)
副鼻腔炎患者の中鼻道から検出された黄色ブドウ球菌の98.8%はα溶血を示した。αトキシンは鼻茸細胞に働き、ICAM-1依存性にIL-5、IL-13、IFN-γ、IL-10、IL-17Aなどの多彩なサイトカイン産生を誘導した。αトキシンはIL-22産生も誘導した。特にIL-22産生不全は好酸球性炎症や下気道狭窄と関連した。またIL-22はIL-22受容体発現量に依存して気道上皮細胞からのMUC1発現を誘導した。
耳鼻咽喉科学、臨床微生物学、アレルギー学