研究課題/領域番号 |
25861578
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
稲垣 彰 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70405166)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 有毛細胞 / カルシウムチャネル / カルシウムシグナリング |
研究概要 |
組織学的にCaBP2の分布を検討するために、抗CaBP2抗体の作成のための抗原ペプチドの設計を行った。CaBP2は細胞内タンパクであり、抗原性が極めて低いことが予想されたことから、至適部位について慎重に検討を行った。また、共同研究者より入手した既存の坑CaBP2抗体を用いて、組織学的な予備実験を行い、蝸牛におけるCaBP2免疫染色のための、固定、脱灰など至適条件の検討を行った。様々な固定条件を検討した。メタノール、ホルマリンなどを始め、様々な固定液を検討したが、非特異的と思われる反応が見られた。ブロッキング、抗体の生成などをする必要性につき検討が必要と考えられた。組織学的な分布についてより確かな検討を行うため、single cell PCRについても施行を検討することとなった。また、in situ hybridizationによる検討を行うため、プローブについて検討を行った。 CaBP2のshRNAによる遺伝子抑制を用いた電流への効果を検討するため、shRNAの設計について予備的な検討を行った。また、shRNA導入のために蝸牛培養が必要となるが、蝸牛培養のための必要な材料、条件設定について検討を行った。測定システムの作成のため、HEKA EPC-10アンプリファイアーを購入し、電気生理学測定システムの立ち上げに勤めた。電気生理学システムについては、ノイズ混入が問題となり、現在、対処を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
目的に向け、充分な準備を行っていると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、目的に記載された検討を、順次行う予定である。
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