研究課題
若手研究(B)
網膜色素変性(RP)は常染色体優性遺伝(ad)、常染色体劣性遺伝、X連鎖性遺伝形式が知られ、遺伝的異質性が高い疾患である。我々は、100名の日本人arRPに対しEYSの変異解析を行い、18名の患者から7種の原因変異を同定した。更に我々はEYS遺伝子の片側アリルにのみ変異を認めた9名の患者に対してエキソンレベルのコピー数異常を検討するためMLPA法を施行した。結果、1名にエキソンの欠失、もう1名にエキソンの重複を同定した。RP患者のEYS遺伝子や他の原因遺伝子においてコピー数変異が少なからず寄与している可能性が高い事がわかった。
分子生物学、遺伝学