脈絡膜・強膜観察による黄斑疾患発症メカニズムの解明

2013 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 25861642
• 研究種目: 若手研究(B)
• 研究機関: 福島県立医科大学
• 研究代表者: 伊勢 重之 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70595496)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: OCT / 脈絡膜 / 眼底イメージング / 網膜 / 眼循環

研究概要

研究成果を、以下の学会発表を行った。
①第30回日本眼循環学会（2013.7.19-20　東京）光凝固後に光線力学的療法を必要とした中心性漿液性脈絡網膜症例の検討：菅野幸紀、伊勢重之、石龍鉄樹、丸子一朗
②第６７回日本臨床眼科学会（2013.10.31-11.3　横浜）糖尿病黄斑浮腫の硝子体手術に及ぼすカリジノゲナーゼの影響：伊勢重之、古田　実、石龍鉄樹
③The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) Annual Meeting 2014（2014.5.2-10 オーランド）Choroidal Thickness in Polypoidal Choroidal Vasculopathy After Switching to Intravitreal Aflibercept Injection.
Ise Shigeyuki, Saito Masaak, Sugano Yukinori, Ojima Akira, Sekiryu Tetsuju

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

症例の蓄積、解析が当初の予定よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

統計学的にさらに有効な結果を得るため、更なる症例の蓄積に努める。

次年度の研究費の使用計画

これまで、正常ボランティアによる脈絡膜厚の測定、OCT解像度をみる指標としての網膜視細胞内節外節境界ラインの描出力における正常眼での評価、強度近視眼の脈絡膜および強膜を高侵逹OCTで評価を行ってきた。測定値の信頼性評価のためにOCT2機種間における中心窩網膜および中心窩下脈絡膜厚の評価を行う必要があり、そのためのデータ解析対象の症例数は十分でなかった。
引き続き正常眼のデータ収集を続ける必要がある。さらに下記内容について病的眼においても脈絡膜・強膜を観察し、その形態を評価する。病的眼においても脈絡膜と強膜を観察し、その形態を評価する。特に強度近視、加齢黄斑変性、uveal effusionなどについて脈絡膜・強膜が疾患発症に影響を与える因子を検討する。未使用額は、そのデータ解析と解析ソフト購入、成果を学会発表するにあたっての経費に充てることとしたい。

研究成果

• [学会発表] Choroidal Thickness in Polypoidal Choroidal Vasculopathy After Switching to Intravitreal Aflibercept Injection. (2014)
  • 著者名/発表者名: Ise Shigeyuki, Saito Masaak, Sugano Yukinori, Ojima Akira, Sekiryu Tetsuju
  • 学会等名: The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) Annual Meeting 2014
  • 発表場所: Orlando, Florida
  • 年月日: 20140502-20140510
• [学会発表] 糖尿病黄斑浮腫の硝子体手術に及ぼすカリジノゲナーゼの影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 伊勢重之、古田 実、石龍鉄樹
  • 学会等名: 第６７回日本臨床眼科学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20131031-20131103
• [学会発表] 光凝固後に光線力学的療法を必要とした中心性漿液性脈絡網膜症例の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 菅野幸紀、伊勢重之、石龍鉄樹、丸子一朗
  • 学会等名: 第30回日本眼循環学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20130719-20130720