研究成果の概要 |
補体活性化抑制因子CD46, CD55, CD59について輸入人眼球での発現を免疫染色学的に検討し、AMD病態との対応付けを実施し、シーズ化合物の薬理効果をEx Vivoで評価する実験系を確立した。GRAファミリーに属する複数の化合物が腹腔由来のMpsからのLPS刺激によるTNF産生を抑制すること、RPEからのIL-6産生に対しては全く抑制作用を示さないことが判明した。新規病態診断技術の開発として後眼部炎症疾患を有する患者血清を採取し、補体活性化抑制因子などの動態を解析し、53のサイトカイン並びに8つの補体活性化抑制因子のなかで診断に有用と思われるものとして、10種類の分子種の選択が終了した。
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