加齢黄斑変性でHTRA1遺伝子とCFH遺伝子の一塩基多型(SNP)の重要性が報告されている。この2つのSNPと網膜血管腫様増殖(RAP)の表現型との関連を解析した。HTRA1多型は各病型と有意に関連し、特にRAPにおいてリスクホモ型の頻度が多かった(P<0.05)。CFH I62V多型は、各AMD病型間に有意差は認められなかった(P>0.05)。RAPにおいて、HTRA1多型はCSDとRPDに(P<0.01)、CFH I62V多型はRPDに(P<0.05)、有意に相関した。 HTRA1とCFH I62V多型はRAPのRPD発症に関与する可能性が示唆された。
|