胆道閉鎖症の新規診断バイオマーカーを発見することを目的とし,胆道閉鎖症の肝臓の組織を用い,タンパク質の網羅的解析を行い,胆道閉鎖症の肝組織特有のタンパク質が58種類同定した。その中からタンパク質の機能や局在を確認し,4つのタンパク質(ANXA2,HMGCS2,CTSD,BHMT)を選出した。それらについて,Multiple reaction monitoring,免疫組織学的染色による検証を行い,正常肝組織と比べ,胆道閉鎖症の肝組織に高発現であった。4つのタンパク質(ANXA2,HMGCS2,CTSD,BHMT)について胆道閉鎖症の新規バイオマーカーの可能性が示唆された。
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