研究課題
若手研究(B)
メディカルガスを用いた高圧ガス保存法によって、ラット後肢を保存液に浸漬せずに長時間保存できることを明らかにした。さらに、保存に用いた一酸化炭素(CO)、キセノン(Xe)、そして亜酸化窒素(N2O)がもつ保存効果の機序の一端を解明した。これら結果は、高圧ガス保存法が臨床応用へ発展する上で、重要な学術的基盤になると考えられる。また、同様の方法で、ブタ切断四肢においても長時間保存できることを明らかにした。保存の対象が大きくなっても保存が可能であったことは、高圧ガス保存法がヒトに応用可能できる可能性を示唆したと言える。
医歯薬学