研究課題
若手研究(B)
重症臓器不全のメカニズムとして、細胞の構成成分の一部が重度の炎症において細胞外に放出され、炎症反応等の生体反応を生じさせることが報告されている。このようなタンパク質をDAMPsと呼び、現在までに数々の蛋白が報告されている。今回の研究では、新規にDAMPsとなりうるものがあるか否かを検索した。その結果、Heat Shock Protein 27が急性の重度炎症反応時に生じる臓器障害に関与していることが証明され、同種の治療ターゲットになりうる可能性が示唆された。
集中治療領域における重度臓器障害に対する新規メカニズムの解明と治療法の開発