in vitroにおいて、5-ALAをMRSAに添加した際に、緑膿菌と比べ総ポルフィリン量は3倍に増加し、そのうち16%がPpⅨであった。5-ALAとEDTAを同時に添加した場合は、緑膿菌内ではPpⅨの量が7倍に増加したのに対し、MRSA内では16%から11%に減少した。MRSAに対しては5-ALA単独投与の方が効果的であることがわかった。in vivoでは、マウスに5-ALAを腹腔内投与することにより、創面のMRSAにPpⅨが蓄積することがわかった。さらにALA-PDTは創傷治癒を促進した。これによりALA-PDTはMRSA感染潰瘍の新たな治療法になる可能性あることが示された。
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