CCN2とOPGの直接的結合について固相化結合法と表面プラズモン共鳴法で解析した結果、OPGとCCN2の結合はOPGの本来のパートナーであるRANKLとの結合にも匹敵することが分かった。さらにOPGはCCN2とRANKとの結合を強く阻害した。次に、CCN2のOPGによるRANKシグナル抑制作用を検討するためマウス骨髄細胞から破骨細胞を誘導する系においてOPGとCCN2を共存させたところ、濃度依存的にCCN2はOPGの抑制作用を阻害した。このことはCCN2がOPGと結合し、その作用を抑制することを示している。 以上の結果から、CCN2とOPGは直接結合し、相互にその作用を抑制していると言える。
|