研究課題/領域番号 |
25861772
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
市川 陽子 長崎大学, 大学病院, 助教 (90380857)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 顎骨疾患 / MRI / 拡散強調 |
研究概要 |
平成25年度はMR撮像シークエンスの決定(撮像数、加算回数、TR、TEの条件を設定)に引き続いて、まずはf値が比較的安定していると思われる口底部の疾患について、B-value 500 s/mm2、1000 s/mm2の拡散強調画像を用いてf値を算出した。口底疾患として拡散強調画像を得られたのがSCC well-diff.12例、SCC moderately diff.4例、SCC poorly diff.1例、Mucoepidermoid ca.2例、Ca. in Pleomorpic adenoma2例、ACC1例、Adenosquamous cell ca.1例、Hemangioma4例、Myoepithelioma1例、Ranula8例 、Epidermoid cyst1例、Dermoid cyst1例、舌下腺炎8例で、そのうちartifactがあるものを除きf値が測定できたものは、SCC well-diff.8例、SCC moderately diff.5例、SCC poorly diff.0例、Mucoepidermoid ca.2例、Ca. in Pleomorpic adenoma2例、ACC1例、Adenosquamous cell ca.0例、Hemangioma4例、Myoepithelioma1例、Ranula6例 、Epidermoid cyst1例、Dermoid cyst1例、舌下腺炎4例であった。現在、各疾患の f値についてデータ解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度の予定であったMR撮像シークエンスの決定を行い、口底疾患のf値の算出に取りかかることができたため。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度に設定した条件にて、IVIM MRイメージングを行い、術後の病理組織学的所見と比較することによって、腫瘍内血管構築を解析し、顎骨腫瘍性病変の特徴づけおよび鑑別診断のためのデータ構築を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
申請書に記載した使用計画に加え、平成26年度は口腔内手術の確認に必要な双眼ルーペを使用したい。 平成26年度は、上記双眼ルーペおよび、MRパターンマップ作成に必要なプログラムミングおよび統計解析のためのソフトに必要な経費、研究成果報告のため第55回日本放射線学会総会および100th RSNA Scientific Assembly and Annual Meetingに出席するための旅費に使用する計画である。
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