レーザーによる硬組織の切削は、従来の回転器具による切削に比べ、独特の回転音や振動がなく、レーザー光による照射面の殺菌も期待できる。最近、口腔内でも臨床応用可能なかなり小さな照射チップも開発されており、今回は実際に臨床応用されているC400F(径=0.4mm)を用いた。 本研究では、マイクロCT(精密X線断層撮影装置)を用いてEr:YAGレーザーによる窩洞形成された体積の測定を行った。OCT(光干渉断層撮影装置)は、照射した光の反射をセンサーで拾ってコンピューター解析することで、肉眼で確認できないレベルの細かな変化もリアルタイムで測定できることが最大の特徴である。
|