私達はこれまでに、歯髄炎によってラットの視床におけるニューロンとグリア細胞間に相互作用がみられることを報告したが、その詳細はあまり解析されていない。 本研究では、分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼであるp38MAPKがラットの視床におけるニューロンとグリア細胞間の相互作用に関与していることを示唆した。具体的には、露髄後の72時間までニューロン等に発現するp38MAPKとアストロサイトに発現するGFAPの免疫応答発現が上昇し、また、MAPK 13とMAPK 14のmRNA発現も上昇することを解析した。
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