研究課題/領域番号 |
25861795
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山中 裕介 新潟大学, 医歯学系, 助教 (70649318)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | VEGF活性阻害 / 血管新生 / PI3K/Aktシグナル伝達経路 |
研究実績の概要 |
平成25年度の研究からラット臼歯実験的根尖性歯周炎の成立には、PI3K/Aktシグナル伝達経路を介した血管新生におけるNFκBからBcl-2ファミリーへの伝達経路が関与していることが推察された。そこで平成26年度では、PI3K/Aktシグナル伝達経路の主要活性化因子であるVEGFのBcl-2ファミリーへの関わりを検索するため、VEGF活性阻害剤であるVEGF neutralizing antibodiesの投与条件の確立を行った。 VEGF neutralizing antibodies投与群(実験群)及び非投与群(対照群)の根尖病変のデンタルx線撮影による大きさの変化の評価を行った。有意な病変サイズの変化は認められなかった。 平成26年度はラット微小血管内皮細胞におけるNFκBあるいはVEGFによるBcl-2ファミリー活性の検索を目的として、ラット微小血管内皮細胞の培養条件の検索および、培養実験に必要なNFκB decoyあるいはVEGF neutralizing antibodiesの使用条件の検索を行った。概ね条件の確立は出来た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
実験方法、各検索項目に対する検出条件は概ね確立していたが、根尖病変形成に4週間要することから、VEGF活性阻害剤であるVEGF neutralizing antibodiesの投与条件の確立に時間がかかってしまったため。 また、動物実験施設改修工事終了後の動物飼育数制限がかかっていたため、予定よりn数を増やすことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
n数を増やす。検索項目に対する検出の再現性を高める。 NFκB decoyならびにVEGF neutralizing antibodiesの二重投与を行い、PI3K/Aktシグナル伝達経路を介した血管新生におけるVEGFとNFκBの関与を検索する。 また、実験的根尖病変を分離、培養し、直接NFκB decoyを作用させる実験系の確立を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
動物実験施設ラット飼育数の制限があったため、計画通りの実験が遂行できなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
培養実験を行っていく際に必要となる物品購入費として使用する。
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