本研究は、睡眠時ブラキシズムに対しスプリントを用いた効果的な装着方法を検討するための基礎的な情報を得ることを目的とした研究である。 被験者各群10名、計20名に対し測定・解析が終了し、解析結果より、通常の連続的なスプリントの使用では装着直後から2週間を超えない短い期間のみで統計的有意な咬筋筋活動減弱効果がみられたが、間歇的にスプリントを使用することにより、装着直後に加え、装着開始後4週目においても、咬筋筋活動減弱効果が観察できた。 このことにより、スプリントを間歇的に使用するという、新たな使用法とその効果についての基礎的情報を示すことができた。 上記の結果は、H25年度に行った海外での学会発表(International College of Prosthodontists)に加え、本年度(H26)海外論文雑誌への掲載(Journal of Oral Rehabilitation)も行い、国内外を問わず広く発信した。
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