研究課題
若手研究(B)
本研究ではチタン材料に対するカルシウム水熱処理の影響を解析することである。カルシウムは細胞が細胞外基質に接着する際に重要な役割を果たす。そこで、本手法では高温、高圧の水熱環境下でチタン材料にカルシウムを修飾することで細胞接着に有利に働くのではないか、という仮説をもとに検証を行った。当該研究の成果は2013年度日本歯科理工学会九州支部夏期セミナー、2013年9月に行われたInternational Collage of Prosthodontics、2014年1月に行われたAmerican Prosthdontics Societyにて発表した。また、当該研究の成果の一部は2014年PLOS ONE誌にて報告した。これらの成果より、カルシウム水熱処理の有効性を確認することができた。
2: おおむね順調に進展している
カルシウム水熱処理の有効性を示すデータが得られており、国内外の学会で発表をすることができた。また、専門誌でも論文が受理されたことで順調に研究が進行していると考えている。
今後は細胞実験、動物実験を進めていき、さらなるデータの蓄積を目指す
当初の予定より研究が順調に進んだため、次年度分も繰り越しを行ったが、結果的にそこまで使用しなかったため、繰り越しが生じた。当初の予定通りに今年度分の研究を進めることとする
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件)
PLOS ONE
巻: volume 3 ページ: issue 9
10.1371/journal.pone.0090681