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2014 年度 実施状況報告書

有限要素法を用いたポスト付きキーパーの応力分布に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25861872
研究機関松本歯科大学

研究代表者

松山 雄喜  松本歯科大学, 歯学部, 助教 (30532783)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード磁性アタッチメント / 有限要素法
研究実績の概要

平成26年度では①ポスト付きキーパーの形態を変更したモデルを作成し,形態の変更によってポスト付きキーパー本体に発生する応力集中がどのように変化するか②歯根象牙質および歯槽骨の条件を加え応力解析を行い,ポスト付きキーパーの装着が歯根象牙質,歯周組織にどのような影響を及ぼすかを検討する予定であった。特に歯槽骨に関してはコーンビームCT等を応用する方法を検討した。
SolidWorks Premium 2014の操作方法を習得し,コンピューター上で様々な三次元の実験モデルの作成を試みた。しかし,三次元モデルの作成できるものの,有限要素解析を行うための条件設定を設定し,メッシュを生成する際に頻繁にエラーが発生した。また,モデルのデータをソフトに内蔵されている有限要素解析システムにインポートする際に様々なデータ互換性の問題が生じた。コンピューターのOSの問題なのか,ソフトのバージョンの問題なのか,現在原因を究明している状況である。また,歯槽骨のモデルを作成する際に,下顎犬歯の残根のみが残存している下顎骨をコーンビームCT等を用いて撮影し,画像データからモデルを構築する必要がある。下顎骨の歯槽骨の吸収形態は多種多様であり,下顎骨を収集し下顎骨の標準的な形態を見定める必要があるが,多数の下顎骨を収集することが非常に困難な状況である。
以上の理由により,有限要素解析に適した3次元モデルのデザイン構築が当初の予想以上に困難を極めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

SolidWorks Premium 2014を用いて実験モデルの作成を試みた。しかし,有限要素解析に適した3次元モデルのデザイン構築が予想以上に困難を極め,作成したモデルのデータに様々な互換性の問題が生じた。また,歯槽骨のモデル作成の参考となる下顎骨の入手が困難を極めた。

今後の研究の推進方策

実験モデル作成時のエラー,データの互換性の問題等を解決するために技術サポートサービス,研究用ソフトのデータ互換性の点検やメインテナンスを行い,必要なソフトがあれば購入して研究を進める予定である。また下顎骨に関してはさらに広範囲に調査を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

平成26年度にSolidWorks Premium 2014を用いて実験モデルの作成を試みた。しかし,有限要素解析に適した3次元モデルのデザイン構築が予想以上に困難を極めた。また,作成したモデルのデータに様々な互換性の問題が生じた。ソフトのメーカーの変更も視野に入れて対策方法を検討していたため未使用額が発生した。

次年度使用額の使用計画

実験モデル作成時のエラー,データの互換性の問題等を解決するために技術サポートサービス,研究用ソフトのデータ互換性の点検やメインテナンスを行い,必要なソフトがあれば購入して研究を進める予定である。

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公開日: 2016-06-01  

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