平成25年度は三次元の実験モデルの作成、形態変更に有用であるソフトウェア三次元CADソフトSolid Works 2007(Solid Works Japan)、および有限要素解析ソフトCOSMOS Design Star Professonal Advanced 2007 (Solid Works Japan)を用いて研究を行う予定であったが、メーカーがサポートを終了したため、新しいパーソナルコンピューター(OS:Windows7)と、代替品となる新しいソフトSolidWorks Premium 2014の購入を4月に検討した。しかし、新しいソフトのOS(Windows7 64bit)に本大学のシステムが4月時点でまだ対応できておらず、10月になってようやく対応が可能になった。 平成26年度にSolidWorks Premium 2014を用いて実験モデルの作成を試みた。しかし、有限要素解析に適した3次元モデルのデザイン構築が予想以上に困難を極めた。また、作成したモデルのデータに様々な互換性の問題が生じ、その対策に追われることとなった。 平成27年度は実験モデルの形態、特に象牙質根尖部分の形態、根管充填材の形態を詳細に検討し修正を繰り返し試みた。その結果、互換性の問題は解消し、歯根膜を含む実験モデルを作成することができた。現在ポスト付きキーパーの形態を変更した実験モデルを作成中である。 WindowsXPのサポート終了、メーカーのサポート終了、本大学のコンピューターシステムの過渡期等が研究期間と重なり、不運にも研究の進捗が遅れる事態となってしまったが、平成27年度で研究の将来性が見えてくる形となった。
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